Day1

平標山(たいらっぴょうやま)、初めて聞く山の名前だったけどしゅりが7ヶ月の時に登った谷川岳から続く山らしい。北杜のまわりは雨予報、でもどこかに登りたいと調べていて見つけた山、家から4時間ほどかかるから夜は登山口で眠って朝から登ることにした。着いた時、駐車場には1台も車がなく真っ暗、少しどきどきしたけど疲れてたからすぐに眠った。

登山口で友人と合流し出発。八ヶ岳の山々とは違う木々の樹林帯でなんだか新鮮。少し急登が続いてふっと振り返ると苗場山が見えた!まだ雪が残る稜線がかっこいい。登りながら見える景色が凄くてこの先に広がる景色もまた楽しみ。稜線に出てからは360度ほんとうにうわぁ!だった。まだ桜も咲いているし数種類の山野草も咲き始めている。稜線はわりとなだらかだったのでしゅりも背負子から出てみたら思ってたより歩いていた。岩をよじ登って歩いて転んで起き上がってまた歩いて、大丈夫?って聞くと大丈夫!って返ってきたからよかった。
頂上に着くとその向こうに稜線が続いていてその次の次の次の山が谷川岳らしい。おにぎり食べて、ほんとうはスープも飲むはずが今回は車にガス積むのを忘れてお湯なしの為残念。

このコースは一周できるので下山は違うルートでスタート。突然雪渓パートがやってきてしゅりも嬉しそうにすべり降りていた。もっと溶けて緩んでいたら危なかったかもだけど、ぎりぎりよかった。登りでは見かけなかった花もあってみんなでこれなんだろう、いい香りだねって言いながら歩くのは楽しい。
ザワザワザワ!って音が動いていって、え、なに!?って焦った。見えなかったけど大きめな動物が動いた感じがしてこの辺りは熊さんも多いみたいだからそのあとみんなで(特にしゅりが)大声だして歩いた。

あと少しかなというところで川に出た。しばらく林道を歩いていたからこのまま駐車場まで行くのかなと思っていたらそこからまた登山道になった。魚がいそうないい川でワクワクしながら歩いて、森を抜けるとやっと車に戻ってこれた。
最後の森のあたりでしゅりは力尽きて眠ったけど、たくさん歩いて走ってドライフルーツ食べて少し転んで楽しそうだった。去年まで山ではほとんど背負子で寝てたしゅりが少しずつ歩いていて、一緒に山を楽しめたことが嬉しい。しゅりが歩くと時間は余計にかかるけど、焦らずゆっくり楽しむことを教えてくれてるんだと思う。
平標山を降りてきてた後に入った近くの温泉でちょっとうたた寝してしまった。
山梨にこのまま帰ることは危険なので何処か近くでもう一泊することにした。地図を眺めていたらもう少し行ったところに草津温泉があり、この手前にしようと決まった。
来る時は夜で真っ暗だったのであまり遠くの景色は見えていなかったからいつでも動物が出てきていいようにゆっくり走っていた。明るい時にみたらここは大丈夫そうというところも多く、新鮮な気持ちで運転できた。
適当な定食屋で山で歩きながら舞茸の話をしていたので大盛りの舞茸天丼を食べたら思いっきり油であったって、ドラッグストアで胃腸薬を買った。結構きつかった。
道の駅をいくつか通って吾妻峡(あがつまきょう)のあたりで寝た。
DAY2 Kusatsu Onsen / Tyatubomigoke koen

起きてたら同じ敷地に大きな広場と遊具あったのでシュリと遊んだり、昨日もらったクッキーを食べた。渓谷が良さそうなので遊歩道も少し歩いた。
その後、草津温泉へ。
湯畑は画面でしか見たことなかったと思うので硫黄っぽい香りと湯の花のたくさんついた木の道が気分を盛り上げてくれた。
湯畑のすぐ近くの無料の公衆浴場に入った。熱かった。何度か入ったり出たりしているとだんだん慣れてきて最後は1分くらい入れたかな?
酸性の強いお湯で舌をつけるとピリピリした。源泉の噴き出しているところにはお賽銭が投げられていたが湯に浸かった部分は多分溶けてなくなっていた。
街全体の金属がちょっと劣化が早そうだった。

ずっと前に教えてもらったチャツボミゴケ公園に行ってみることにしていた。
公園には登山道もあったけど、皆少し疲れていたので、着いたらバスに乗って穴地獄のすぐ近くまで行けてよかった。

数百メートルだったと思うけど全然シュリが歩いてくれず終始肩車だった。上に歩いていくと池があったりしてそちらも見に行きたいと思っていたけどこの調子では大変そうと判断してバス停に戻った。雨も降り出して結果的にはとてもちょうど良く下のバスに乗れた。
思いかえせば朝から公園や遊歩道、風呂まで入ってだいぶ疲れていたかもしれない。
草津温泉街に戻ってカレーを食べて家に帰った。出かけると外食が多くなりお腹がキツくなりがちだけどカレーならいけると再確認した。
山からの眺めもよく、お風呂も気持ちよくとてもいい日だった。